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小児栄養

打倒 小児栄養(3)
栄養所要量について


●第6次 栄養所要量

表中の単位で、μg を ugとあらわしています。ご注意を!

所要量 呼び名 0ヶ月〜 6ヶ月〜 1〜2 3〜5 18〜29 妊婦 授乳婦 欠乏症
             
エネルギー   110-120/Kg 100/Kg U1050 U1350 U1,300 U2300 U1800 +350kcal +600kcal

マラスムス

        V1200 V1550 V1500 V2650 V2050      
基礎代謝      

700kcal/日

900

860

1550

1210

     
脂 質   15% 30〜40% 25〜30 25〜30 20〜25      
タンパク質   2.6/kg 2.7/kg 35g 45g 70g 55g +10g +20g クアシオコール
ビタミンA レチノール 1000IU 1000IU 1000IU 1000IU 2000IU 1800IU 200IU 1000IU 夜盲症
    300ugRE 300ugRE 300ugRE 300ugRE 600ugRE 450ugRE +60ugRE +300ugRE
ビタミンB1 チアミン 0.2mg 0.3mg 0.5mg 0.6mg 1.1mg 0.8mg +0.1mg +0.3mg 脚気
ビタミンB2 リボフラビン 0.2mg 0.3mg 0.6mg 0.8mg 1.2mg 1.0mg +0.2 +0.3 口角炎
ビタミンB12 コバラミン 0.2ug 0.2ug 0.8ug 0.9ug 2.4ug +0.2 +0.2 悪性貧血
ビタミンC アスコルビン酸 40mg 40mg 45mg 50mg 100mg     壊血病
ビタミンD カルシフェロール 400IU 400IU 400IU 400IU 100IU 200IU 200IU くる病
    (10ug) (10ug) (10ug) (10ug) (2.5ug) (5ug) (5ug)
ビタミンE トコフェロール 3mgαTE 3mgαTE 5mgαTE 6mgαTE 10 8 +2 + 不妊・溶血性貧血
ビタミンK フィロキノン 5ug 10ug 15ug 20ug 65 55 +0 +0 頭蓋内出血
ナイアシン ニコチン酸 2mgNE 4mgNE 8mgNE 9mgNE 17 13 +2 +4 ペラグラ
葉酸   40ug 50ug 70ug 80ug 200ug +200 +80 巨赤芽球性貧血
パントテン酸   1.8mg 2.0mg 2.4mg 3.0mg 5mg +1 +2 皮膚炎・成長障害
カルシウム   200mg 500mg 500mg 500mg 700mg 600mg +300 +300  
  6mg 6mg 7mg 8mg 10mg 12mg +8 +8 女子は生理分UP
カリウム   500mg 700mg 900mg 1100mg 2000mg      
ヨウ素   40ug 50ug 70ug 80ug 150ug      

第6次改定 日本人の栄養所要量 −食事摂取基準−

・栄養所要量は、[ほぼ5年毎]に改訂が行われ、現在(2002年6月時点)は、[平成12年4月〜17年3月]まで使用される、第6次改訂のものが使われている。
・日本人の栄養所要量は、[
健康人]を対象として、[国民の健康の保持・増進]、[生活習慣病予防]のために標準となる[エネルギー]及び[各栄養素]の摂取量を示している。

・平均必要量とは?
栄養欠乏症を予防する観点から、[
特定の年齢層]や[性別集団]の必要量を測定し、[その集団における50%の人]が必要量を満たすと[推定]される1日の摂取量のこと。
・栄養所要量とは?
特定の年齢層や性別集団の[
ほとんどの人(97〜98%)]が1日の必要量を満たすのに十分な摂取量のことを[栄養所要量]という。平均必要量+標準偏差の2倍(2SD)であらわす。平均必要量を算定するのに十分な科学的知見が得られない場合は、特定の集団において[ある一定の栄養状態を維持するのに十分な量]を所要量として用いる。
・許容上限摂取量とは?
[
過剰摂取]による[健康障害]を予防する観点から、特定の集団においてほとんどすべての人に健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の[最大限]の量のことを[許容上限摂取量]という。[ビタミン7種]と[無機質11種]が設定されている。
・食事摂取基準とは?

[平均必要量]、[栄養所要量]、[許容上限摂取量]の3つを総称したものを[食事摂取基準]という。


●栄養所要量の欄外の要点+α

★エネルギー所要量

  1. 生活活動強度が 「I(低い)」 または 「II(やや低い)」 に該当する者は、日常生活活動の内容を変えるかまたは運動を付加することによって、生活活動強度「III(適度)」 に相当するエネルギー量を消費することが望ましい。

  2. [食物繊維の摂取量]は成人で[20〜25g] 、幼児や学童、高齢者は[1000kcal]あたり[10g]を目安にするのがのぞましい。

  3. [糖質の摂取量]は[総エネルギー比] の少なくとも[50%以上] であることが望ましい。

  4. 授乳婦のエネルギー付加量は、泌乳量を[750ml/日]、母乳のエネルギー量を[0.65kcl/ml]とし、[+600kcal]とする。

生活活動強度の区分

  1. 生活活動強度 [II(やや低い)] は、現在[国民の大部分が該当する]ものである。
  2. 生活活動強度[III (適度)] は、国民が [健康人]として望ましいエネルギー消費をして、 活発な生活行動をしている場合であり、国民の [望ましい目標] とするものである。

脂質所要量

  1. 脂肪酸の望ましい摂取比率は、[飽和脂肪酸(S)],[一価不飽和脂肪酸(M)],[多価不飽和脂肪酸(P)]で [3:4:3]を目安とする。

  2. [n−6]系多価不飽和脂肪酸と[n−3]系多価不飽和脂肪酸の比は、[健康人]では[4:1]程度を目安とする。

  3. 高コレステロール血症体質の人は、コレステロールの摂取量を[300mg以下]にするのがのぞましい。

無機質所要量

  1. []の摂取量は、[11]歳女子は[12mg/day] 、閉経後は[10mg/day、分娩後[6ヶ月間] は[+8mg。]
  2. [食塩]摂取量は、[高血圧予防の観点から、[150mg/kg/日未満]とし、[15歳以上では10g/日未満]とすることが望ましい。
  3. [カリウム]摂取量は、[高血圧予防]の観点から、[15歳以上では3500mg/日]とすることが望ましい。

第6次改訂での変更点

  1. [食事摂取基準]という新しい考えが導入され、欠乏症の予防とともに、過剰摂取による健康健康障害への対応が考慮され[上限値(許容上限摂取量)]が設定された。
  2. 国民の健康の保持・増進、生活習慣病予防の観点から、[策定栄養素の種類を拡大]し、[ビタミン]および[ミネラル]については、[国際的により多くの項目の策定がなされている]現状や、最新の[科学的知見]を踏まえ、新たな項目を[追加]した。
  3. [年齢等区分]の変更。
  4. [体位基準値]を現状のデーターに置き換えて設定。
★栄養所要量と上限値が策定された項目 30種 (青字は新規項目)
第6次改訂では、[エネルギー] [食物繊維] [脂質] [たんぱく質] [ビタミン13種] [無機質13種]が策定された。
[ビタミン13種]

上限有り7種

脂溶性ビタミン(D・A・・E) ナイアシン、ビタミンB6、 葉酸

無し6種

B1、B2、B12、ビタミンC、ビオチン、パントテン酸
[無機質13種]

上限有り11種

カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン

無し2種

ナトリウム、カリウム

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